■■抗ウイルスマスクの備蓄でインフルエンザ対策を!■■
■抗ウイルスマスクの役割■
マスクには、主に二つの役割があります。
ひとつはウイルス、細菌、花粉などの体内への侵入を防止する役割、
そして、もうひとつは装着者自身が咳やくしゃみをする場合に放出される飛沫の
拡散を防止する役割です。
マスクは、ウイルスや菌の鼻や口からの侵入を妨ぐ役目があります。
マスクのフィルターを通過する空気に存在するウイルスや菌をろ過します。
フィルターの目が細かければ細かいほど、小さいものをフィルターに引っ掛ける
ことができ、フィルターの目を細かくすると空気が通りにくくなります。
ウイルスの大きさは、100ナノメートル(1ミリメートルの1万分の1)以下
であり、タバコの煙の大きさとほぼ同じです。
このような微小な粒子をフィルターで引っ掛けようと思ったら、きわめて目の
細かいフィルター、言い換えると、非常に空気の通りにくいフィルターを使用し
なければなりません。
このことをわかりやすく説明するために、SARSのときにWHOが医療機関で
の使用を推奨した、N95マスクを例に挙げます。
N95マスクは、この非常に目の細かいフィルターを使用しています。
このN95マスクは、75ナノメートルの微粒子を95%以上捕捉するという
優れた性能を持っていますが、空気が通りにくいため呼吸がしづらくなります。
N95マスクは、顔とマスクの間に隙間が全くできないように設計しています。
N95マスクとしての認可を得る際にも、顔面とマスクの密着性についての試験
をクリアしなければいけません。
つまり、N95マスクはフィルターは非常に高性能だが非常に息苦しく、
特殊な環境で使用するためのマスクだといえます。
ウイルスは、咳・くしゃみをしたときなどに飛び散るしぶき(飛沫)の中に
入って空気中に広がります。飛沫は、一回のくしゃみで約8万個飛散します。
このウイルス飛沫によって感染することを「飛沫感染」といい、もっとも一般的
な感染経路です。飛沫は、重いためにおよそ1〜2メートルくらい飛んで落下し
ます。
マスクは、重大な感染原因となるウイルス飛沫から身を守るために必要です。
また感染者の呼吸器飛沫の拡散防止としても、マスクは感染症拡大防止に重要な
役割を果たします。
最大の予防は「抗ウイルスマスク」であるということ。
■空気感染とインフルエンザウイルス■
よく聞かれる「空気感染」は、空気中に飛び散った飛沫が落下したり周辺に付着
した後、乾燥して小さくなります。
そして、空気中を漂うくらいに軽くなったもの(飛沫核)が、気流に乗って空気
中を漂い、それを吸い込んでウイルスに感染することを言います。
ウイルスが単体で空気中を動いているのではありません。この空気感染は、専門
的には「飛沫核感染」と呼ばれます。
「飛沫」の大きさは5マイクロメートル(1ミリメートルの200分の1)以上
であり、上記に示したウイルス単体の大きさである100ナノメートル(1ミリ
メートルの1万分の1)以下とくらべてはるかに大きいものです。
また、「飛沫核」は、乾燥して5マイクロメートル以下の空気を漂うくらいの
大きさになったものであり、これもマスクで捕捉するためには、まず空気が
マスクのフィルタを通過することが前提となります。
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